日記3/13更新(絶賛シャワー小屋作り中)

DIYで小屋作り #6「壁パネルの作成・前編」

この記事は約6分で読むことができます。

前回作成した床(プラットフォーム)を利用して、いよいよ壁作りをしていきたいと思います!2×4工法では、壁パネルと呼ばれる状態で作成していき、それらを立てて壁にします。

メイン床作りのアイキャッチ

壁パネルとは、2×4材で作った枠組みに構造用合板を張り付けたもので、壁同士は元より床や天井と結合していくことで強固な構造となります。

日本で一般的な在来工法とは違い、床→壁→屋根と作っていくので、大規模な建物をスローペースで立てていくのにはあまり向いていないかと思いますが(在来工法は柱→屋根→壁など)、

ビスや釘だけでもある程度木材を組んでいくことができるので、小規模の物置などをDIYするのには向いてると言えそうです。

自分が作っている小屋(3640×3640mm)でも雨対策などが大変なので、規模や工程、始める季節などはよく検討したほうが良さそうです

1枚目の壁パネル作り!

壁パネルを作るにあたって、要領が分からなかったので一番簡単な東(奥側)の壁から作ることにしました。

東側の壁パネルのイラスト

この壁はトイレの窓部分以外は455mmの間隔でスタッド(縦の間柱)を配置しているので、割と作りやすかったです。と言っても、木材の切り出しから合板を張るまでに1ヶ月くらい掛かりましたが…

右側は内側の壁下地を作るためにこの様にしています。スタッドの長さ2,440mmに対して手に入る合板が1,820mmというサイズなので、合板を継ぎ足す部分には受け材(スタッドの間の横材)を入れています。

基準の木材と長さを揃える

材料の切り出しですが、最初は切り出した木材の長さを基準にして他の木材も切り出していたのですが、このやり方はあまり良くありませんでした。

と言うのも、少しずつズレが出てしまって精度が悪かったのです。このズレを確認して以降は一本ずつ長さを測って切るようにしました。

コーナークランプで押さえながらビス留め

切った材料は床の時と同様、コーナークランプを使ってビス留めしていきました。スタッド(間柱)の部分はビス2本で固定しましたが、コーナー部のみビスを3本使用しています。

スタッド(間柱)を並べているところ

スタッドを並べてみたところです。外枠を先に組んでしまうとスタッドが入れにくくなってしまうと思ったので、片側から順々に入れていくことにしました。

スタッドを入れる位置に印をつける

スタッドを入れる部分には写真のような印を付けたんですが、線1本にしてしまったため入れ間違えてしまう問題が起きてしまいました。

線を2本にするなど、わかりやすい印を付けた方が作業性は格段に良いと思います。ちなみに、この問題のせいで後に大きな修正することになります…

ダブルクランプでねじれ補正

2×4材はねじれが非常に多いですが、コーナークランプをダブルで使用することで矯正しながら落ち着いてビス留めすることが出来ました。

壁パネル端部の構造

少しわかりにくいですが、壁同士を接続する部分は端材を4つくらい挟み込んで厚みを出しています。構造上は必要ありませんが、このようにすることで室内側の壁板が張りやすくなります。

室内側の壁板の張り代

上記の説明では意味不明だと思いますので未来の写真で説明すると、矢印の部分に壁板の張り代ができるので、内装をやるときに便利だというお話でした(^^)

合板の受け材と治具

高さ1820mmの合板に対して、壁の高さは2500mm程あるので合板に繋ぎ目が出来てしまいます。繋ぎ目には受け材が必要になるので、基準の長さに切った木材2本を治具にして受け材を組み込んでいきました。

合板の受け材はビスを斜め打ち

上記の受け材は並べて入れていく必要があったので、横からビス打ちできない箇所は斜め打ちでスタッド間に組み込んでいます。

ひとまず出来た壁枠

枠にスタッドと受け材、窓の開口部を付けた状態の壁パネルです。何となくいい感じに出来てるようにも見えますが、受け材を無理やり入れ込んだために枠が少し膨らんでしまいました…

壁を立て終えた今だから言えることですが、合板の受け材は壁パネルをすべて立てた後に入れた方がいいかもしれません。

というのも、受け材を入れなければスタッドを割と自由に動かせるので、合板を張るときに融通が利くためです。合板を先に張れば枠は歪みにくくなるので後の工程も楽になるかと思います!

枠の状態でシートを掛けたら雨が溜まってしまうことが多々ありました(笑)

後で修正することになってしまいますが、この段階では枠の歪みにも気がついていないので合板を張り進めています。流石に1,2枚目の段階ではさほどズレていませんが…

合板外周部は10cm間隔でビス留めすると仕様書にあったので、大体そのくらいの感覚で打っています。合板の中間などにあるスタッド部には20cm間隔でいいそうです。

2枚目の壁パネルも同様に

要領はつかめたので2枚目の壁パネル(北側)も組んでいきます。

北側の壁パネルのイラスト

この壁には小屋で一番大きな窓がついています(?!)。ホントは大きな掃き出し窓でも付けたかったんですけど、間取りの関係ですべり出し窓に落ち着きました。

2枚目以降は特に迷うこともなく進められました(右側の黒いところは雨で濡らした部分です…)。ここの窓は1枚目の壁パネルに比べかなり大きいので「まぐさ」と呼ばれるものを付けてみました。

自分がつけたまぐさは、2×4材を2本くっつけただけのものですが…。ここに12mmの合板を挟むと丁度いい厚みになると思うので、後から端材などを付けて調整したいと思います!

窓やドアなどの開口部は重みによる負荷が掛かりやすいのでまぐさを付けた方が安心かと思います。

窓の上のまぐさを無事に付け終えて2枚目の壁パネルはサクッと出来上がりました!1枚目の枠が膨らんでしまったので、こちらでは受け材を2本程抜いています。

また、壁を早く立てたかったこともあり、合板の貼り付けは後回しにすることにしました。

とりあえず2枚の壁を立ててみる

1枚目の壁を立てるために、2枚目の壁を一度地面に下ろしてからつっかえ棒をビス留めしました。合板を張っていない壁パネルは一人でも何とか扱えるので、そこまで苦労はしていません。

この日は晴れて気温も上がりましたが、壁作りは梅雨真っ只中に作業をしていたので10×10mの大きなシートを用意して雨対策をすることにしました。

何の準備もせず壁パネルを立てようとして地面に落としてしまったので(上記動画参照)、しっかり準備をしてリベンジしようと思います。

まずは壁パネルが床の上から落ちてしまわないように端材を床の側面に打ち付けておきました。

壁パネルの側面にはつっかえ棒をビス留めしています。この棒を地面につっかえさせることで壁パネルが外側に倒れなくなりました。

分割しないで壁を立てる場合はこれくらい準備をしてもよいかと思います!

さっそく友人と二人で1枚目の壁パネルを起こしてみました。

起こした後に奥と追加した右側手前のつっかえ棒を仮固定し、その後友人に壁を支えてもらいつつパネル底辺を床にビス留めしました。

床にスペースが出来たので2枚目の壁パネルを戻します。ついでに1枚目の時同様、床の側面に端材を取り付けておきました。

2枚目も無事起こせたので、床へのビス留めと壁同士のビス留め、つっかえ棒をして3枚目の壁を作る準備に入ります。

ちなみに壁同士をビス留めすると一気に頑丈になります!

3枚目と4枚目の壁パネル

3枚目の壁パネル(西側)は正面の壁なので玄関ドアが付きます。土台部分に高さがあるのでウッドデッキを付けて楽に出入りできるようにしたいですね^^

西側の壁パネルのイラスト

玄関ドアは窓と比べて大きな開口部になるので、2×6で作ったまぐさを取り付けています。

3枚目の壁作りの写真はこれしか撮っていませんでした…。

実はこの壁づくりで上の方に書いた問題が発生していて、スタッドの上側をすべて38mmズラして取り付けてしまった為、後編の記事で修正することになります(^^;)

壁を3枚立てた後は脚立を中に立てて雨が外側に流れるようにしてみたんですが、逆に変な風に雨水が溜まってしまったので、大人しく壁を入れてないところから流すようにしました。

南側の壁パネルのイラスト

4枚目の壁は左側がキッチンで中央部に小さな収納、右側をトイレにする予定です。キッチンのレイアウトを先に考えたので構造がメチャクチャですね(笑)

4枚目の壁作りですが、絶賛梅雨で雨が降っている中でもシートのおかげで進めることが出来ます。しかし、壁を3枚立てた状態では組み立てるスペースが足りないため、2枚に分割して作成することにしました。

完成ではありませんが、とりあえず立てられる状態には出来たので、4枚目も立てていきます。

分割しただけあって何の苦もなく設置することが出来ました。ですが壁が4面立つと雨水を逃がすことができなくなるので、ノータイムで屋根裏の床を作る必要があります…。

とりあえず立てるだけ立ててみたところです。ほぼほぼ合板を張れていないのでスカスカです。先のことを考えたら壁一面に付き合板1枚は張っておいた方が何かと良さそうですね。

頭つなぎを入れてみる

では前編の締めとして「頭つなぎ」を付けていきます。

頭つなぎとは壁パネルの上に壁同士をつなぐように2×4材を入れて、より強度を高める構造材です(多分)。このくらいの規模だと必要ないかもしれませんが、特にデメリットもないので入れてみました。

壁作り前編のまとめ

今まではだいたい区切りのいいところまでをひとつの記事にしていたんですが、ここから先は作業が行ったり来たりして雑多になると思い適当なところで区切ってまとめるようにしたいと思います。

では壁作りのまとめというよりやり直せるならやり方を変えたい部分を書いてみようかと思います。

  1. ひとつは記事中にも書いていますが、合板のつなぎ目に入る受け材を入れるタイミングですね。これは後から入れたほうがいいと思います。無理に入れると枠が膨らんだりして調整が大変になるので…
  2. ↑をやった上で合板をできるだけ先に張る。後から張るのはけっこう大変だと思うので先に張っておきたいですが、窓の穴空けも大変になるので一長一短ですかね~
  3. あとはスタッドの位置をちゃんと分かるようにしておくこと。合板を先に張った部分のスタッドの位置が分からなくなってしまったので、印をつけるか壁を立てる前にしっかりビス留めしておいたほうが楽ですね。胴縁を付ける際にも役立つかと思います。
管理人

まとめもよく分からない感じになってしまいましたが、この記事はこんなところで終わりたいと思います。後編は早めに書きますので、懲りずにお待ちいただけるとうれしいです!

小屋作り7のアイキャッチ
↓ポチッと応援お願いします♪
皆様の応援が力になるので、シェアをお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

eight + eighteen =

記事の投稿をお知らせ


follow us in feedly
ブログ購読をお願いします♪