日記3/13更新(そろそろシャワー小屋作りへ)

DIYで小屋作り #2「遣り方による水平出し」

この記事は約5分で読むことができます。

この記事では、バケツとビニールチューブによる簡易水盛り管を使用して全体の水平を出した後に杭と1×4材で遣り方を作り、基礎作りに必要な「位置・高さ・水平出し」をしていきます。

前回の記事(土地の整地)をまだ見てないという方がおられましたら、そちらの記事も見ていただけると大変ありがたいです。

小屋作り1のアイキャッチ

それではなれない作業で苦戦しながらも、遣り方を設置するまでの様子をご覧ください。

杭を打つべし!

まずは、前回作成した縄張りの外側四隅に杭を打っていきます。小屋の位置(基礎の位置)は水糸で示すことになるので、杭の位置はそこまでシビアに考えなくても大丈夫です。

当然ですが、縄張りのライン上に杭を打ってしまうと水糸が張れないので、縄張りから少し外側に杭を打ちます。自分の場合は、縄張りの角から直線距離で50cm離した位置にしました。

杭を打ち込んだところ

最初はゴムハンマーで杭を打ったのですが、地面が硬くてあまり入らなかったので掛矢(大きめの木槌)を買ってきて打ち直しました。それでも手が壊れるくらい痛かったです…

四隅に杭を打ったところ

一箇所打ち終えたら、大体でいいので(私の小屋の場合は)正方形になるように、他の隅にも杭を打っていきます。

四隅に杭を打ったら、それぞれの杭が大体直角三角形になるように、更に二本ずつ杭を打ちます。この杭は、後で四隅の杭に貼り付ける1×4材(910mm)のサイズに合わせて80cmの間隔で設置しました。

水糸を巻いてコーナーの杭を打ったところ

この時、大体の直角をわかりやすくするため、あらかじめ四隅の杭に水糸を巻きつけてからやってみたら結構やりやすかったです。

簡易水盛り管による水平出し

無事に杭を打ち終えたら、次はバケツとビニールチューブで作った簡易水盛り管を使用して基礎用に水平をとっていきます。

簡易水盛り管

この写真のように、片方のチューブ先端を水の入ったバケツの中に沈めた状態で、もう片方の先端から水を吸い出してチューブ内の空気を抜き(空気が残っていると水位がブレます)

チューブが水に満たされた状態にすると、「バケツの水位」と「バケツの外のチューブ先端側の水位」が同じになるので、これを利用して先程打ち込んだ杭に水平の印をつけていきます。

杭に水平の印をつける

写真だと西日のせいでチューブが見えづらいですが、杭の手前にバケツから伸びたチューブがあって水位と書かれたところまで水が来ています。つまり、この位置がバケツを同じ水位になっているのです(先人の知恵に感謝!)。

印をつけた杭

印は何でもいいですが、あまり上下方向にブレがあると意味がないので、点とか横線をつけておきます。このままだと板を貼るときに見えにくいので、この後2×4定規をつかってぐるっと一周線を追記しました。

すべての杭に対して、この水位で印をつけていき、念の為二回くらい周って印をつけた位置にズレがないかを確認しておきます。

ちなみに、記事の最初の方に苦戦と書いたのは、印をつけている作業中にバケツからチューブが落ちて(二回)、何度かやり直す羽目になったからです。新品のスコップとチューブの先端を合体して水に沈めることでなんとかやり終えました…。

遣り方の作成

そもそも遣り方とは、打ち込んだ杭に水平に板を貼って、その板に水糸を引っ掛けて、基礎の 「位置・高さ・水平出し」 をする装置のことで、今までの工程で出来上がったものを遣り方と呼んでいるわけですね。

なので厳密に言えば、ずっと遣り方作りをしていたことになります(あってるかな?)。

1×4材のカット(遣り方用)

まずは杭に貼り付けるための板(1×4材)をカットしていきます。ツーバイ材系3ft(910mm)より6ft(1,820mm)の方がコスパがいいので、3ftが必要な場合でも6ftを買うようにしています。

1×4材を杭に貼り付ける

と、ここで残念なお知らせがあります…。

本当なら「地面の高さ」「基礎の天端(地面から300mm上=基礎石の高さ)の高さ」をあらかじめ杭に記し、先程杭につけた水平の印との差を他の杭にも記して、その天端の高さに合わせて板を貼る予定だったのですが、

日が暮れてきて、寒さで頭が働いていなかったためか水平のラインにそのまま板を貼ってしまったため、恐らく水糸と基礎の天端の高さに結構差が出来る状態となってしまいました。

とはいえ、元々水糸と基礎の天端は少し間を空けて設定するものなので、多分なんとかなるでしょう(楽観的)。とりあえず、基礎の設置前に盛土をして少し嵩上げしようと思います。

板の貼付け完了(遣り方)

とりあえず想定とは違った高さではありますが、板を貼り終えました。その際、真ん中に見えるポータブル電源にインパクトドライバーをつないでビス止めをしたわけですが、

やはりというかなんというか、取り回しが非常によくないです。ぬかるんだ地面でコードを引っ張り回すのは現実的ではなかったですね…。

それにより、コードレス機種の購入を本気で検討する結果になりました(はよ買え)。マキタのコードレスインパクトドライバー「TD171DRGX」を購入しました!こちらの記事で紹介しています。

水糸を張る前に盛土を

上にも書いたように板を貼る位置を間違えてしまいました。それは大丈夫なんですが、少しでも水糸の高さと基礎の高さを近づけるように少し盛土をしておくことにします。

どの道盛土はする予定だったので、水糸を張って動きにくくなる前にやってしまおうというわけですね。

以前、駐車場を掘っていた土が結構あるので、その土を利用します。この土は結構サラサラしていて、適度に小石が混じっているので盛土に向いていると個人的には思います。

盛土(遣り方)

と、思ってやっていたんですが中々キリがないので盛土は一旦この辺にして、後は基礎石を設置する位置に合わせて調整しようと思います。

いよいよ水糸張り!

紆余曲折ありましたが、早速水糸を張っていきます。

水糸一本目(遣り方)

一本目を張る時は縄張りに大体合わせればいいので、そこまで慎重になる必要はありませんでした。

水糸の巻き方(遣り方)

水糸は板に巻きつけるようしましたが、板に釘(ビス)を打って、その左右に交互に巻くとズレ防止になるようなので、そのようにしています。余った糸は巻きつけた糸の下にくぐらせました。

差し金で直角を測る(遣り方)

二本目以降は厄介で、それぞれのコーナーを直角にしていく必要があります。大矩(おおがね)と呼ばれる直角三角形を端材などで作ればいいとのことですが、

1×4では少し分厚いかなと思い、少し小さいですが差し金で直角を見ていくことにしました。後は、対角線の長さを測って細かい調整をすることにします(一辺が3,640mmなので対角線は5,148mm)。

遣り方完成

水糸が見えにくいですが、各辺の長さを調整していったら対角線の長さを揃えることができたので、ここで遣り方の作成を終えたいと思います。

一連の工程はこちらのサイトを参考にさせていただきました。その他の内容も大変参考になります!

この記事(遣り方による水平出し)のまとめ

  1. 縄張りの少し外側のコーナー4箇所に3本ずつ(計12本)杭を打つ
  2. バケツとビニールチューブによる簡易水盛り管で水平を測り、杭に記す
  3. 記した水平のライン(の上か下にくる基礎の天端ライン)に合わせて板を貼る
  4. 水糸を張って動きにくくなる前に盛土をしておく
  5. 辺の長さ、直角・対角線の長さに気をつけながら板に水糸を張る

今回の作業は基礎作り、ひいては小屋全体に大きな影響を与えるので、手を抜かずに正確にこなすことが求められます(頭が痛い)

もしミスが発覚した時は、どれくらい影響があるのか、やり直しは効くのか等、様々なことを考えながら方向転換する必要があることを実感させられました!

後日談

私は貫板(水糸を取り付ける水平の板)を短くしてしまったので、基礎作りの位置出しで少し苦労しました。作業性は落ちてしまいますが、全周囲に貫板を張ることをおすすめします。

管理人

次回予定の基礎作りでは、今回の反省を活かして1工程ずつしっかり考えながら進めていきますので、またよろしくお願いします

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